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いまここノート

いまここの記憶

『ふたりの子育てルール』(治部れんげ著)を読んでいた私を突然襲った激しい混乱について

こんばんは^^ 2ヶ月ぶりの探偵しごと!

なんと初めてのしごとの依頼が!!

しごとの依頼をもらうことが、こんなに嬉しいものだとは!

あの~とおずおずと入ってきたクライアントに、仕事の依頼ですか?!どうぞどうぞこちらへ!と座布団をはたいてひっくり返して椅子をすすめる気持ちが、今わかりました!

探偵始めてよかったo(>_<)o (バーチャルです。念のため。)

あずさんありがとー!

 

で、今回の謎は

「『ふたりの子育てルール』(治部れんげ著)を読んでいた私を突然襲った激しい混乱」

です。2ヶ月越しのテーマです。

当時の感想ツイートまとめから http://togetter.com/li/303652 いくつか拾いながら、改めて謎に迫っていきたいと思います。ちょっと長くなります。

・冒頭、『急な発熱は働く親にとっていちばん困ることの一つですが、実は私はこのとき「困って」はいませんでした(略)職場と夫の双方が「働いている私」と「親である私」を当然のものとして受け入れ、サポートしてくれるおかげで、感謝こそすれ罪悪感を抱くことはなく…』というくだり

・何故か涙がでそう。私の職場も夫もすごく理解あるのに、不満もないのに、どうしてなのかな?

これが謎の出発点でした。あずさんと同じですね。職場にも夫にも理解があると感じている。恵まれている方だとずっと思ってきた。なのに涙がでそう。すごく揺さぶられてしまった。

この時点ではほんとうに理由がわからなくて、この混乱の謎を解くことを目標にして読み進めることにしました。

途中、いくつもこころに残るフレーズがありました。

・『専門職ではない、いわゆる普通の働く女性ほど、仕事と子育ての両立で悩んでいます。彼女たちは『自分は大した仕事をしているわけでもない』と思っています。』

・『男性こそ仕事と私生活の板ばさみになる 雇用主は依然として「男らしい」長時間労働を求めているため、男性たちはさまざまな困難に直面していることがうかがえます』

・『妻にフェアでありたい男性が困っている 多くの男性が家事育児をほとんどやっていないなかで、でも自分はそれをやろうとするとき、そこには”競争環境”の問題が発生するためです』

 どれもふむふむなるほどその通りと首がもげそうなくらい頷きながら読み進めて行きました。問題の構造を鮮やかにすくい上げる治部さんはやっぱりすごいな。

でもこの時点では、私はまだ冷静でした。私の個人的な謎の核心に迫る答えもまだ出ていませんでした。

・『…背景には女性にとって働くことは「権利」であっても「義務」ではないという意識が感じられますが、本当にそれでいいのでしょうか?妻が働くおもな理由が「自己実現」である場合、夫が「手伝い」程度の家事育児しかしなくても、文句をいうことはできないのでは…』

・私の家計責任意識はフェアでありたいという夫へのメッセージでもあります 『家庭責任をしっかり果たす夫は、妻にも家計責任をしっかり果たすことを求める厳しい面があるのです』

このあたりからだんだん価値観の琴線に触れてきたようで、引用だけでなくなんだか宣言めいたつぶやきが混じります(汗

・家計責任の件agreeなんだけど、夫が妻に求められてないのに家事育児をしたい場合はどうなるんだろう?妻が夫に求められていないのに仕事をしたい、というのも同じように、どちらもやはり権利なんじゃなかろうか。パートナーである以上相手が権利行使を望むなら義務を引き受けるのが筋かと

・ただ、妻が家計責任、夫が家庭責任を果たそうと思っても、困難な環境がある。どちらの心がくじけても責める気持ちにもなれなくて…

もやもやしてきたようですね・・・でもまだ感情が動くほどではない。まだです。

・切望(・_・、)『「毎日遅くまで働いていたら、職場の先輩に「なんでこんなに長く働くの?能力がないと思われるよ」と言われて、はっとしました(略)」−そういう働き方がほかの企業にも広まってほしいです。』

・『「わかってもらえるまであきらめずに、自分が仕事をすることにプライドをもっていることを訴え続けるのがいいと思います」』

そのとき突然に、一瞬にして、謎の答えが100%姿を現しました。丸ごとすべてわかってしまった感じ。

・あ、いま謎が解けちゃった。どうしよう。。 RT 『「わかってもらえるまであきらめずに、自分が仕事をすることにプライドをもっていることを訴え続けるのがいいと思います」』

・そこまで自信がないみたいなんです、私 RT @sachiefj そのココロは?? RT @kabu_rie: あ、いま謎が解けちゃった。どうしよう。。 

・恵まれて働き続けて来られただけだから、周りの環境を変えてまでという気迫がない。どんな環境でもやってやるという自信がない。長時間労働の悪習を跳ね返す力がない。その無力感です

・加えて言うなら、長時間労働で疲れていたり奥さんや子供にロクに会えないでいる同僚や上司から帰っていいよ!と言ってもらっても、社会から会社から自分の存在を受け入れられていると思えないのです。お荷物感だったり申し訳なさが拭い去れない

・さらには、こんな世の中で、「フツーの」会社で働いている夫に、この本を読んでみたらと渡すことができません。彼の心はイクメンだけど。だからこそ。これ以上何をしてくれとも言えません。ユルく働いてもいいよ、と言ったところで、どこでそれが可能なんだろう?

ネガティブ感情に弱い自分には珍しくぶちまけてますw 一瞬にして感情の渦の中に。これが謎の答えだったと思います。

 

結局、わたしの謎は、冒頭のエピソードの

『「働いている私」と「親である私」を当然のものとして受け入れ』

という部分へのあこがれとあきらめだったみたいです。ありのままの自分が受け入れられている場所なんて、どこにもない。

そして一方で、それが当たり前のように存在している世界なんてないことも知っている。男性だろうが女性だろうが、既婚だろうが未婚だろうが、そんな場所は無いんです。でも気づかずにいられた。

気づいてしまったいま、どうする?それを勝ち取りに行く?・・・でも恵まれてやってこられただけだから、それだけの気迫も実力もない。権利じゃなくて義務を果たすつもりで働いてる?フェアでいたいから覚悟を持って働いている?お情けで働かせてもらっているのに、ちゃんちゃら可笑しい。

・・・そんな気分になったんですね。当時は^^;我ながら大げさで卑屈でした。(いまはかなり違う心持ちです^^)

 

でも、治部さんの一貫して冷静で合理的に論点を提示するスタイルに救われました。最後にはこんな感じで立ち直ってますw

@rengejibuさんの『ふたりの子育てルール』読了しました(^0^)/背筋を伸ばして働くためのヒントがたくさん。理想が遠すぎるように思えても、まずは自分が自分を受け入れて、誇ることから始めたい。そして家族や社会や後輩たちのために小さな出来ることを積み重ねていく!

・長時間労働や業績圧力の漂う空気に拒否され否定され続ける毎日でも。

 

自分を、自分のしごとを誇れることの大切さ。選んだ道を、正しいと信じる覚悟。そういうものの大切さを確認した、読後感でした。

 

あずさん、ご依頼にはお応えできたでしょうか^^