いまここノート

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U理論 【序章~第1章】 #Ureading

土曜日朝は #Ureading ♪ ということで、オットー・シャーマーの『U理論』を読み始めました。

3/2は序章~第一章。

ここで本から問われているのはたぶん「わたしは、なぜ、この本を読むのか」。

 

『人は自分が知っている世界の範囲内での自分自身しか知らない。人はその世界の内側だけで自分自身を認識し、自分自身の内側だけで世界を認識する。すべての対象物は、熟慮されたなら私たちの中に新しい認知器官を開く。ーゲーテ

 

たとえば、自分のことは自分が一番知っている。このことについてどう思う?

No.であり、Yes.である、というのがこの本の立場なのかなと思って、そこに魅力を感じます^^

 

No.わたしたちは、じぶんの見たい世界、知りうる世界の中でのみ生きていて、その世界の中での自分のあり方しか、知らない。

Yes.でもほんとうにもとめている、世界や自分のあり方を、私たちはすでに知っている(ノウイング)。古い世界を自分を抜け出しさえすれば、出現する未来、に出会うことができる。出会いさえすれば、それが未来だということが、わかるはず。

 

なんか、そんな感じ^^

(あ、わたしの解釈です。偏った世界の読解力の中で。)

 

でも、狭い世界の中で呼ばれるものに、簡単に飛びついてはいけない。

コーリング、使命、天職は、『開かれた思考、開かれた心、開かれた意思』を伴うことで社会につながるものになるんだろうな。

 

CALLINGのことを考えるとき、いつもGIFTのことをセットで考える。

GIFT:天から与えられた才能。天が求めるCALLING:使命を果たすために。

わたしの1mmのチカラはなんだろうか。

 

そして

ミケランジェロの彫刻が『大理石の呪縛から解放された』ときのような、不思議な解放の瞬間。『世界の自然の理に耳を傾け…それが望む通りに実現する』創造の感覚。

それを味わいたい^^

 

仕事をしているとき、だれかになにかをつたえたいとき、「なにかがあるんだけど」「まだ、かたちをとってこない」と思う期間、時間がある。いちばん楽しくて、苦しい時間。

その意味を、つくりかたを、もっと深めたい。

だれかと、その時間、感覚を共有する方法を、それをデザインできるようになりたい。

そう思います。とくに後者はぜひとも。人する仕事をもっと楽しくするということ。

 

もうひとつ、大きなテーマは、いかにして過去の自分を捨てるか、ということ。

アイデンティティ。ひとは自分という存在に一環性を感じたいもの。

いつでも、過去の自分を捨て続けていたら、たぶん普通は「自分」を保てない。

それくらい荒っぽいことを、

 あえてやらなければいけない時があるのか。

 いつでも、ある部分では、捨て続けていくのか。

このことを、考えながら読んでいきたいと思っています。

 

古い自分に退出いただかないと、新しい自分を迎え入れる椅子は空かない。

そうなんだろうなと思います。

今の自分を守ってきてくれたものを、捨てるのは、怖い、忍びない。

恐れと愛着。

でも未来が出現してしまったら。

 

これは組織においても同じだと思う。

そこで仕事をする人たちにおこる気持ちも。

ある時点での合理性効率性と、精巧にくみ上げられたそれを変化のために捨てること、これは果たしてどのように両立しうるのか。

 あえてやらなければいけない時があるのか。

 いつでも、ある部分では、捨て続けていくのか。

 

ふふ、ここから先のUの谷への旅が楽しみです^^