『ゆっくりと坂道をくだっていこう』
そんなタイトルの短編小説があったようなきがする。
うろおぼえ。
もしかしたらいま、もう峠をすぎて、ながい、ながーい坂をくだり始めてるのかもなんて、ふと。
だってむかしほどがんばれないし。
これからもっとからだは年を取るんだろうな。
でも、坂から見おろすほうが開けて景色はいいし、わるくないかな(^-^)
…。ちょっと待って。
わたし坂道なんて登ったかしら?
ぷらぷら散歩して、ふいっと寄り道して、おもしろそうな岩場に飛び下りたとこじゃなかったかしら。
慣れないから夢中すぎて一歩ごとに神経をつかってちょっと疲れたんだな(^-^)
顔を上げて、景色を見渡して、深呼吸をしよう。
一歩ごとにわくわくしよう。
そうしたらもっと軽やかに岩場をとべるようになる。
目指す頂上なんてわたしにはないんだった。
散歩道、迷子道。この一歩いっぽ、この空気をたのしめることがしあわせ(^-^)