iPhone vs Android と心の知性・手の知性、VOCとVOF #U入門 #Ureading
先日、おともだちのはすぬまさんがつくってくださった場にお邪魔して、『U理論』訳者であり『U理論入門』の著者である中土井さんのデモセッションを間近に拝見する機会をいただきました。(以下、U理論用語で書かせてもらいます。)
VOCやVOFに深く気づいて手放すことは、本当にsとSを融合させてくれるんだなぁ
という瞬間を目撃して、なんとも感慨深かったです。
以来、その場ではアクセスできなかった自分自身のVOC、VOFを毎夜探索しています。
(その場でアクセスできなかったことについては、自分の内向性と対話して赦してあげることにしました。)
デモセッションでは「葛藤」を扱ったのですが、一人の参加者の方の大きめの葛藤が題材として取り上げられて展開しました。
重要なのは表面の選択肢同士のメリデメ比較ではなく、その背後にある妄想のシリアスシナリオ、その結果行きついてしまうかもしれない否定的なセルフイメージ(VOC)なのだということがとても腹落ちしました。
どちらの選択肢を取るにしてもVOCに直面してしまうかもしれないことがVOFになっている、というような状態が葛藤状態だと言えるかもしれません。
ということは、しょうもない葛藤にも、葛藤が生じているということはVOCやVOFが隠れているということもあるかもしれないなぁ、という風に考えた、というのが今回の投稿です。前置き?が長くてすみません。というか、ここからが蛇足?
我が家は通信キャリアを乗り換えるタイミングになってましてそのために携帯機種を選ぶ必要がある、というような状態なんですが、私は「雑じゃない範囲で小さいのがいい」という基準で選びたいので、もうほとんど2.5択くらいに絞られていました。
問題はそこにiPhoneかAndroidかという大きな選択があることで。。。
でもこの選択にわたしの気持ちはやけにざわざわするんです。過剰に。これは葛藤と呼んでいいレベルだと判定したので今この記事を書いています。
webを検索すれば、geek?な方たちの比較記事がたくさんヒットします。これを見ているだけで大げさでなくめまいと吐き気がしてきて、誇張でなく胃薬を飲みました。そして肝心の意思決定はまったく前進しませんでした。
お店に立ち寄って店員さんの話を聴くのはまだ楽しいことでした。商品説明は聞き飛ばして店員さんの個人的な好みを聴くようにしています。
売り場のおにいさんたちに言わせれば「まあデザインとかでみなさん選ばれますよ」だったり「それならコレですね。いつ機種変更されるんですか?」で、とても感じのよかったおねえさんに言わせれば「そんなに落とすならAndroidのほうがいいですよ」なんですけど、うん、どうなんだろう、心はその場では決まりません。(それに実機はぐるぐるのコードが着いていて、持った感じとかも体感できないんですよね)
そんな「葛藤」を抱えながら中土井さんのセッションに出たので、「ふつう相談された人は、選択肢そのものにアドバイスしちゃう。それでは全然解決しないんです。」という言葉がリアリティをもって感じられました。
そうです、だからやっぱりiphone vs AndroidにはVOC、VOFが隠れていると観るべきなんです!
もうあれなので端折りますが、iphone選択のVOCは「スペックから冷静に選択できないために後悔する、知性と主体性のない私」で、Android選択のVOCは「欲張ってスペックで選ぶから後悔する、勇気と主体性のない私」かなぁ。もっと掘り下げればもっとあるかもしれないですが。
それが見えたので、iPhoneに決めました。
そのついでに気がついたのは、ネット上に転がっている比較記事はどれも、頭の知性しか刺激しない情報だったから意思決定の材料にならなかったんだなぁということ。
そして私にとってはどんな小さな意思決定も、心の知性、手の知性とつながってないと自分が傷つくという発見でした。
iPhoneはスペック情報が少ないように感じたんですよね。本当の意図はわかりませんが、今回はそこが決め手です。消費者としての私を頭の知性の人としてでなく、心や手の知性の人として扱ってくれているような気がして。
結果はわかりませんけど、今は私自身の直観に従って選べたことで今はとても穏やかな気持ちです^^ そしてたぶんどちらを選んでもどうせそれほど後悔しない、たいして携帯にこだわりがない本当の自分に急速に戻っていく感じです。
回線設定手続きのため携帯が手元にない夜にぴったりの記事になったでしょうか。
(実はこのつぶやき先のない時間がとても内省を深めてくれています。この記事もそのひとつのアウトプットですが、もっと大切なフェルトセンスも発見しました。あんまり大切な発見なのでじっくり温めます。熱帯夜だから、冷やします、かな。)