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いまここノート

いまここの記憶

復職活動のススメ

育休などから、4月、5月に復職される方も多いことと思います。
保育園が決まるかどうかもさることながら、復職先の仕事はどうなるか、不安な気持ちで過ごしていらっしゃる方も多い時期ではないでしょうか。私もこの4月の復職に向けて、そんな不安を噛み締めているひとりです。

近しい境遇にいるみなさんとシェアできたらと思い、今回のエントリーでは私が3回の復職で行ってきた復職活動(略して復活?)について書きます。
ここでいう復職活動は、復職後の働き方や担当業務について人事や上司と面談の機会をもつこと、およびその心や頭の準備を指しています。


◼︎既製服は卒業!?

会社を離れている間に、私は変わってしまいました。
成長もしたし大事なものも増えました。

慣れ親しんだはずの仕事や職場に再び馴染めないかもしれない自分がかなしいけど、そんな自分の新しい部分を生かす仕事があったら、とてもうれしい。
自分の体型と振る舞いの場に合わせたテーラーメイドの服を着るような素敵な気分になるかも。(そういえば私の祖父は仕立て屋の家系でした)

既製服の着心地がイマイチなら、要望とコストをすりあわせ、オーダーするのもいいかもしれません。


◼︎就活だとしたら

みなさんは最初の就活のとき、転職活動のとき、どんな情報を得て、どんなことを考えて、なにを伝えましたか。
何に貢献したい、私にはそれができる、と風呂敷をひろげましたか。

両立生活にも、制約のある働き方での成果にも、それほど自信がもてません。
でも、今はあえて(自分サイズの)風呂敷をひろげる時です。

仕事や組織や役割はそこに「在る」ものではありません。誰かがつくったのです。
だったら、私も仕事をつくることに参加していいのです。


◼︎「理解してから理解される」

S.コヴィーの『7つの習慣』のなかのお気に入りの習慣です。
私が会社を離れている間に、会社も変化しています。その変化や今後の方向性を知らなくては、私が担当する未来の役割を提案することはできません。

復職活動は、偉い人に会って、その人が考えていることや悩んでいることを聴かせてもらうチャンスです。
いろんな口実をつくりつつ、どこまで偉い人に会えるかチャレンジです。
私は小さな会社に所属しているので、社長にも時間をつくってもらいました。

「浦島太郎を克服して復職後に役に立ちたいので、いま考えていらっしゃることを教えてください!」と伝えて、ランチの時間などをもらえば、断られることはありませんでした。
そして「私が活躍できるとしたらどんなやり方があるか相談に乗ってもらえませんか」と知恵を頼ってみます。
そういえば、最初の休職の際は保育園入所前でしたので子連れで伺いました。


◼︎制約条件は、私という資源の一部

貢献の提案に乗せることで、自分の制約条件を折り込み済みの前提として伝えることもできるかもしれません。

公式な制度の利用はもちろん胸を張ってできたらいいですが、ファミリーフレンドリーな制度は増えつつあるものの全員にとって100%フィットする制度は難しいです。私たちの事情は個別的です。

コストに折り合うオーダーを会社と一緒に創るつもりで、「私の事情」が提案の一部になるような会話ができると、伝えて受け入れてもらうハードルも下がるのではないでしょうか。


◼︎タイミング
会社にもよると思いますが4月始まりの年度の職場では、2月頃に新組織体制と個別人事を検討する会社も多いのではと推察します。

私が休職中にどんな成長をし、これからどんな働き方を望んでいるのか、会社は知りません。私が伝えない限りは。

伝えるべきタイミングは復職後ではなく「復職前」、個別人事の検討前です。

またヒアリングフェーズと面談・提案フェーズは分けることをお勧めします。
まずはいろんな人と子連れランチして、興味深く相手の話を聴き、私の休職中も活躍されていた方々への尊敬の気持ちに浸るのもいいものです。

私にできることはなにもない、という無力感と不安に絡めとられ、数か月後を想像しては自信を失っていく日々はとてもつらいものです。
できることはやって話せる人とは話しておけば、結果はどうあれ、そのプロセスでもらうアドバイスや、ひとりでも味方になってくれる人がなによりの財産になります。それだけでもう3年くらいはがんばって働けます。

偉い人に会えば厳しい現実も見えることがありますが、個人的にはあとでがっかりされるくらいなら、先にがっかりされて、軌道修正できた方がよかったです。
逆にがっかりする予定だったところを修正して、一人前に数え直してもらえることもあると思います。

現場では迷惑もかけますが、経営視点で多様な働き方を認めてくれる発言に励まされることもありました。

組織はいろんな角度から観た方がおもしろいです。多くのみなさんに、復職活動、おすすめします。