U理論 【第6章】 ~哲学的見地~ #Ureading
土曜の朝は #Ureading ♪
一気に6章も振り返ってしまいます。
第6章は、第5章のセンシングの続きなのかなっと思いながら読みました。
センシングはただの観察ではなくて、内側からものを見なくてはいけない。
社会を内側から眺めるためにこの章があるのかな。
■存在論と認識論
存在論=being について
認識論=knowing について
ということになっているので、もうそれで理解しておきます。
巨匠だとおもいますが、きょうはスルー。いつか読むかもしれません。。。
p.147の図も、また縦軸を世界観で読み替えたらいいと思います。
フッサールは「認識論的疑問」(knowingについて)として、意識(attention)と知(knowing)はどこから生じるのか?を問うた。
ハイデガーは「存在論的疑問」(beingについて)として、個人の存在を「世界の中に在ることbeing in the world」へ、その境界を広げた。その時に、集団の行為の源は何か?と問うた。
それぞれ学習の源、集団の行動の源、ということですから、U理論で言えばセンシングとプレゼンシングということでいいと思います。
追記:
p.147の図は、
横軸を、組織学習における
「環境に反応レベル」「構造を見直すレベル(でも過去)」「未来に学ぶレベル」
縦軸を、組織が対応する複雑性の
「ダイナミックな複雑性」「社会的複雑性」「出現する複雑性」
に置き換えてもよさそうな感じがします^^
■巨人たちからの宿題
p.147の9つのマトリクス。3つの世界観のレベルでの3つの深さでの「知」について、哲学的究明と科学的究明を広げていくこと。
どんな世界を、どのようなタイプの知で説明していくかということ。
その方向は
『行動科学の哲学は、性質の異なる知、すなわち、心の知に関心を向けることになるだろう』(p.149)
■心は何を知っているのか
being と Knowing の源おは何か?心は何を知っているのか?
心は「愛」を知っているんです。愛ってなんですか?
『愛は無条件で、不変で、永遠だ。愛は動揺しない。愛の源は外部の要因に左右されない。愛することは在ることの状態だ。…愛は知的ではないので、思考からは生じない。愛は心から発する。動機が純粋なので、愛には他人の気持ちを高揚させ、素晴らしい離れ業を成し遂げる力がある』(p.149)
「愛」は在ることの状態。だから動揺しない。「知っている」。
愛を表現することが、アイデンティティを創造し再創造することである。それが創造性である。
愛は自分の存在そのものだから、純粋で、そこから生まれるものは人を動かす。離れ業を成し遂げる力がある。
これがプレゼンシングの秘密ですね^^
愛の魔法なんだぁ。