積ん読解消月間(17)『堕落論』
- 作者: 坂口安吾
- 発売日: 2012/09/13
- メディア: Kindle版
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kindleアプリに無料で入れてありました。
電子書籍慣れません。積んでないけど積ん読とはこれいかに。
人は可憐でもあり、脆くもあり、それ故に愚かで、堕落するのは避けられない。
ならば堕ちればいい。どうせ堕ちきることができるほど強くもない。自己を律するためのなにかをつくらずにはいられなくなる。
つまり自己を律することがてきるようになるためには、自分自身の道を正しく堕ちきらなければならない。
『堕ちる道を墜ちきることによって、自分自身を発見し、救わなければならない。』
裏を返せば、美しく見える理想像を他人に押しつけることで、他人の堕落を糾弾することで、人間の脆さから目を背けていては自律の道は遠い。
理想像をおしつけて他人を縛るひとは、自分自身の脆さを見たくないのかもしれない。
だれもが等しく自分自身の道を堕落し、人間らしく蘇生する能力と権利をもっている。
そんなメッセージかなと思いました(^-^)
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