いまここノート

いまここの記憶

今ここにない、未来

未来のこと。
未来はどこにあって、いつ生まれるのかなというようなことを考えていました。

そして、未来というのは、世界が塗り変わる感じ、なんじゃないかと思えてきました。

世界は、観るひと一人ひとりがつくっているもので、ちょっと角度をかえるだけでがらりと変わってしまうもの。
客観的にみえる情報も、様々な社会的な背景に意味づけられています。
自然科学的なデータでさえ、測定技術や評価技術というフィルターにかけられたものが多くあるのかなと認識しています。

すでにわかっていること、予測可能な前提や因果律をもとに行動したり考えたり感じたりしているとき、ひとは現在という時間にいながら、過去の枠組みで世界を生きていると言えるかもしれません。

そして未来を感じる瞬間というのは、前提や因果律がくつがえされて、それでもなおその世界で生きていこうと思えるような時なのかなと。

open mindで他人事だった世界を観て、
open heartで過去の自分をゆるしながら、
open willで傷つきながらも新しい世界を歩いてみる。

未来は、いまここには無くて、いつも自分の世界の外側にあるもの。
そして、それが自分にとって親しい未来になるかどうかは、いまここのわたしの個人的な在り方次第。
そんなふうに思えてました。