いまここノート

いまここの記憶

あなたの仕事に未来はありますか。―未来をつくる働き方ための3つのポイント(2)

ちゃっちゃと3つ挙げちゃいましょう。
思いつきだし。

「未来をつくる」働き方の3つのポイント、その2、です。


■社会を映す「解像度」を高めていますか。

最近、社会を見るときの「解像度」という表現を立て続けに耳にして、いい表現だなと思いました(^-^)

機械の用語としてはテレビなどの受像機のドット数のことですよね。

社会の複雑さをとらえる能力のことを表現していると解釈しました。
本家が受像機の性能なのだとしたらこの場合も正確には、とらえた現象を解釈するやり方の柔軟さ、きめ細かさ、といったところでしょうか。


「解像度」はふたつの複雑さへの感覚を含んでいると思います。

ひとつは「差異」を認めるセンス。
もうひとつは「因果」を読み解くセンスです。


■「差異」がつくる未来

平面で見たときの差異は状況や条件の「多様性」。
時間軸上の差異は「変化」。

掛け合わせると、どこにどんな未来があり得るか?の可能性の地図になりませんか(^-^)

メッシュが細かいほうが、未来をつくっていくチャンスがたくさん見つかるはずです。


■「因果」がつくる未来

解像度が高い方が、画面上の動きがなめらかになりますよね。

同じ様に、解像度高く社会をみていると、起こしたい変化、ほしい未来までの道筋が連続したコマとして描きやすくなるのではないでしょうか。

これにはふたつの良いことがあります。
ひとつは「出来そう」と思えること。
もうひとつはリスクに備えられるので不確実性が減ることです。


■過去を癒やす

加えてもうひとつ。
社会をみる「解像度」の高さは「過去」を解釈しやすくし「現在」に居場所をつくる作用があると思います。

過去を棄てるのではなく解釈してとらわれから抜け出すことも、未来への歩みなのかなと思います。


■解像度と「モザイク模様」

ここまで、解像度を高める主体を、個人と組織の両方ともを想定しながら考えてきました。

どうしたら個人の、また組織の解像度が高まるでしょうか。

個人の解像度が高まるのは、社会の複雑さに皮膚をさらした時なのかなと思っています。
わたしが研究で育休やプロボノの経験を追いかけているのもそんな理由からです。

組織はどうでしょうか。
所属する複数の個人の受像した社会を、さらに受信して映し出すのが「組織の解像度」だとしたら。

組織は解像度を高めるために、
対話する相手のもつ解像度×対話相手の多様性
というふたつの手段をもつわけです。

ベタ塗り一色ではなく、モザイク模様の組織(^-^)

組織外のじぶんをもつ。
「生活者」として働く。
結局ひとつめのポイントと同じ結論かぁ(´・ω・`)
芸が狭いですね。

3つめは違うのを考えたいですが、さてどうなるかしら。