積ん読解消月間(18)『非営利組織の経営』ドラッカー
非営利組織の要人とドラッカーとの対話によって、彼らの世界がビジネスの世界で過ごしてきた私たちにもわかりやすくなっているように思います。
ここで指摘されていることは非営利組織ならではの「難しさ」と成功のポイントではあるのですが、「特殊さ」とも言い切れないものを読み取ることができます。
これらが実践できたら営利・非営利に関わらず「良い組織」なのではないか。社会にとって存在感があり、スタッフにとって働く喜びのある場所になるのではないかと思わされます。
プロボノを始めて以来、非営利組織ってなんだろう?という問いが膨らんでいたのですが、
『非営利機関の「製品」は「変革された人間」である』
『その「製品」は治癒した患者、学ぶ子供、自尊心をもった成人となる男女、すなわち、変革された人間の人生そのものである。』
といった整理が序文からなされていて、なるほどすっきりです。
V章では、非営利組織に関わることでの個人の変容について語られているので、時間があるときにちゃんと読み返したいと思います。
でも実はこの本を読んでもまだ残っている問いがあって。
動機や価値観に関わることですが、それは次の積ん読に託します。
kindle版もありますね。