図書館で頭の中を検索する〜眠りと「いまここ」〜
こども館に来ましたが、隣の図書館をぷらぷら。
書店は脳検索にぴったりだけど(本屋で頭の中を検索する - キャリア探偵手帳)
図書館はさらに雑多な話題にあふれてます。楽しい。
家でじっくり精読するのとも違う「借りて帰るかもしれない」という予感をなだめつつ本をぱらぱらめくる喜び。
今日はなんとなく目についた、「睡眠」まわりの本を乱読してみました。
結構おもしろかった。メモ。
- 作者: 藤原智美
- 出版社/メーカー: エクスナレッジ
- 発売日: 2005/07/12
- メディア: 単行本
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・他者の気配が消され「自分のためだけのしつらえ」と感じられるという高級
・街中でこんなに簡単に眠る場所をみつけられるのは日本だけ。眠りの偏在化
・眠った瞬間に空間が消える
・現代は、眠らなくても、情報化により「場所感」が喪失している
・ネットワーク上に居場所を定めいつでもつながれることは、現前と不在の間にある「うつつ」。ここにないものがここにあるかのように現れる、夢と現実の境界領域的世界。
・生き生きとした「覚醒」と深い静かな「眠り」で構成される人生から、「夢」と「うつつ」で構成される半覚醒状態の人生へ?睡眠不足とは覚醒不足である。
朝昼夕3つのことを心がければOK! あなたの人生を変える睡眠の法則
- 作者: 菅原洋平
- 出版社/メーカー: 自由国民社
- 発売日: 2012/09/21
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・やる気が出るのは「50%は知っている状況だけど、残りの50%は未知の領域」というシチュエーション(ヴィゴツキーの発達の最近接領域)
・よい睡眠で、知ってる!と面白い!を増やそう(ってことかな?)
・「今日の行動は、明日のリズムのため」と思って行動する
・起床から4時間以内に光を見て、6時間後に(眠くなる前に)目を閉じ、11時間後にストレッチなどで体温を上げる
自分の力を最大限に発揮する! 脳のトリセツ (DO BOOKS)
- 作者: 菅原洋平
- 出版社/メーカー: 同文舘出版
- 発売日: 2014/09/27
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・脳は、力の配分ができない内臓
・どんな課題でも自分が得意とする脳の使い方で臨む。「自分がやれることしかやらない」
・仕事のできる人や挑戦し続ける人は「もうちょっとでできそう」という「半分は経験済みのこと=ハーフタスク」をつくるのがうまい
・課題を切り刻み、経験済みのことと未経験のことを組み合わせる課題設定
・脳のムダづかいをやめるために、感情や体調や注意を整える
・注意を整えるために情報断食。慣れた音楽や漫画を繰り返し読むとかもいい
つらい不眠症を自分で治す実践ノート―あなたは自分の睡眠障害に気づいていますか?
- 作者: 高田明和
- 出版社/メーカー: リヨン社
- 発売日: 2004/04
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・怒りと不安と睡眠
・「怒りを抑える」のでも「発散させる」のでもなく、「怒りを生み出さない」ようにする
・不安と不眠の仕組みは共通する
- 作者: 築山節
- 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
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・止まっている時間が長いと脳の活動は停滞に向かう。やる気とは行動することによって蓄積されるエネルギー
・脳と身体の問題が、メンタルの問題と混同されるケースが多い
・早朝は「社会に撹乱されない時間帯」
・快を求め不快を避けようとする感情系。自分を甘やかせることも時に大事だが、それを当たり前にしていると思考系が感情系の奴隷になる
・現代のように、社会から不快を与えられやすい一方で、簡単に得られる快が満ちあふれている時代には、感情系に支配されると果てしなく落ちていく。抑制の力は自己防衛法
メモは以上です。あっという間に1時間半。
睡眠は、覚醒と眠りの間。脳と身体の休息と活動。怒りと不安から解き放たれた場所。
鮮やかな「いまここ」の世界と自分の存在を感じて、健康に生きていきたいなぁと思いました。
能動的に情報に接し、自分の殻を柔らかくして人に接し、世界を曖昧なまま保留しつつ自分の足で歩くこと。
そういえば私には子どもの頃はずっと半覚醒的で、ここ数年やっと覚醒してきた感覚があります。
さて、そろそろ子どもたちをおやつに誘ってこようかな。