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#親キャリ 勉強会 シーズン3第3回 「場をつくる、前に進める」  開催報告(最終回)

複数記事にわかれてしまいましたが報告レポートはこれでおしまいです。

最終回はひよこちゃんのシェアしてくれたアサーティブの話。
 

■「わかりあえない」から「出会ってよかった」と思える関係へ

いつもがっかりさせられる。
なぜか憂鬱なきもちになる。
周りの人たちだけが疲弊していく。
 
話そうとすると、言い方がついきつくなってしまう。
反対に、いつも言葉をのみこんでしまう。
 
たとえばそんな相手、場面。
みなさんにはありますか?
 

■さわやかな自己表現

そんな相手や場面に使いたい
「アサーティブ」=さわやかな自己表現
を、ひよこちゃんが紹介してくれました。
 
感情をぶつけて相手を攻撃する「どっかん(自分上位・相手下位)」、
感情を飲み込んで嫌みっぽくなる「ネッチー(相手上位・自分下位)」、
いずれのコミュニケーションでも本当に伝えたいことは伝わっていません。
 

■自分のきもちを受け止める~関係の四毒素

さわやかな自己表現のためには、まず自分のイライラ・不安・もやもやを受け止めることが大事とのことです。
今回はそこに「私はどうしてあんな風に感じたのか?」という問いかけをもってきてくれたのが、実にひよこちゃんらしくて素敵だなと思いました。
 
それを考えるヒントとして紹介してくれた「関係の四毒素」です。
U理論入門でも紹介されていましたねo(^-^)o)
 
・非難
・侮辱、見下し
・自己弁護、防御
・逃避
 
このような「心的態度」は言葉に出さなくても、態度から漏れ伝わったり、相手に対する自分の解釈を歪めたりするため関係に影響をあたえるとされます。
 

■私はどうしてあんな風に感じたのか

関係の四毒素が目を曇らせていないか?
 
・相手は本当にそう言ってたの?本当は何をいいたかったのだろう?
・そして私はどうしてあんな風に感じたのか?
 
をもう一度考えてみようとひよこちゃんは投げかけてくれました。
 
冒頭の例に戻るなら
“あの人はいつも私をがっかりさせる”
ではなくて
 
・あの人は本当はなにをしたかった(あるいは意図していなかった)のだろうか
・私はどうして、その言動に、「がっかりした」と感じたのか
 
と考えてみるということでしょうか。
 
関係の四毒素、何かを恐れる気持ち、きっとそうに違いないという思い込み、そういうものを横に置くだけで関係が変わり始めることがあります。
第2回のコーチングの話とも通じますね。
 

■自分らしさを取り戻す「おまじない」をもっておく

他者の言動をなにかの思い込みにとらわれて解釈してしまう前に、いつものアサーティブでないコミュニケーションパターンに陥ってしまう前に、自分を一歩引き留める言葉を持っておくといいですねという話がありました。
 
ひよこちゃんのおすすめワード
・鳥の目になって俯瞰してみる
・「あなたは今何を見ている?」と自分に訊いてみる
・そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない
 
「そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない」は、私もいつも使っています^^
 

■自己開示の方法(DESC法)

そして今回は、相手に伝えたいことを言語化する方法としてDESC法というやり方を紹介してくれました。
 
D:describe
客観的な描写
E:express, explain, empathize
主観的な気持ちの表現と相手への共感
S:specify
具体策の提案
C:Choice
提案が受け入れられた場合と受け入れられなかった場合に、自分が次に取る行動を予め考えておいて選択する
 
当日はワークも用意してくれて、そのステップと効果を実感させてくれました(時間が押しちゃってほんとごめんなさい)。
提案の形にするのがすごくいいですよね。そしてそれは相手が選ぶもので、自分もその選択に合わせた反応を選ぶ、というお互いを尊重する姿勢を練習できたことがすごくよかったです!
 
身近な人との関係を大切にすること、チームで成し遂げるということ、「あの人とはわかりあえない」とあきらめないこと、すべての出会いに感謝したいという想い。
そんなひよこちゃんらしい強み全開の素晴らしいワークショップでした。どうもありがとう。もっと時間を取りたかったね、ごめんなさい、また続編をやりましょう♪
 
そして自分の感情に言葉を与えることの大切さを改めて感じました。
ほんとうは何を考えたかったのか、伝えたいのか。そういうことを考える場を来季も目指していけたらなと思っています。
シーズン3もみなさんのおかげで続けられました。ありがとうございました^^